2013年03月25日
椿山山の辺へ
先日、桜井市にある「椿山山の辺」さんに行ってきました!
ここは、万葉集に詠まれた「海拓榴市(つばいち)」の地。
シーズンになると、全国各地の椿愛好家が訪れるそうです。
この看板が目印。
「ケアハウス三輪の里」さんへの坂を上り、左手側に入り口があります。
椿山山の辺は50・60年前、海拓榴市の地を後世に残す為に
先代が椿の植樹を始めたのがきっかけで、
現在は上田ご夫妻が椿の手入れをされています。
受付の先には、鉢に植えられた椿がずらり。
基本的に椿は匂いがありませんが、中には匂いの持つ種類もあるようです。
つぼみはピンク、咲くと白くてかわいいですね♪
ころんと、花びらが内側を向いている種類も。
ぼんぼりの灯りがついているようで、
とても愛らしいです♪
いろんな種類が集まると、華やかさがさらに増します。
この椿は色が黒く、ミステリアス…
なんと、まだここでしか見られない新種だとか!
名前はこれからつくそうです♪
椿は、花だけじゃなく葉も種類によってさまざま。
「金魚葉椿」といって、
金魚のしっぽのように葉の先が分かれています。
料亭などで箸置きとしても楽しまれているそうです。
さて、いよいよ山の中へ!
遊歩道の両側に、椿が植樹されています。
速く回って20分、ゆっくり回って40分と、なかなかの距離。
途中、海拓榴市として栄えたであろう町並みや伊勢街道も見えます。
バラのような花びらが多いものは、外国の種類のものだそうです。
椿は種類によって見頃がバラバラなので、
行くたびに違った種類を楽しめるのも、魅力の一つ。
寒椿は見頃が過ぎたそうですが、洋ものはまだまだこれからが見頃で、
桜と一緒に見られるものもたくさん。
落ちた椿と桜の花びらとが、遊歩道にぎっしり敷き詰められる様も
これから楽しめますよ!
「椿山山の辺には、約3000種の椿がありますよ」と、経営する上田ご夫妻。
中でも、ご主人の一番のお気に入りはこれ。
赤い花びらの中に、筆先のようにすっとすぼまった雄しべ、
その名も「卑弥呼」だとか!
この種類もここにしかないオリジナルで、娘のようにとっても大事にしているそうです*^^*
今はまだつぼみで、これから見頃がやってくるとのこと。
ぜひとも咲いた姿を生で見てみたいです♪
たくさんの椿を楽しめ、やさしい上田ご夫妻との話も弾み、
とても素敵な時間を過ごすことができました。
上田ご夫妻、ありがとうございました^^
椿山 山の辺
住所 桜井市慈恩寺697-1
問合せ 0744-42-2757
時間 10:00〜17:00(開山期間:3/1〜4月下旬)
料金 大人300円、小人200円
いずみーる
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