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2008年08月18日
虹
お盆に大きな虹を見ました
虹を見るといつも高浜虚子の
『虹立ちて 忽ち君の 在る如し』
を想い出します
晩年の虚子が愛(まな)弟子(女性)に贈ったものです
少し意味深な俳句ですが、実は、
病弱の愛弟子・愛子が北陸に住んでいて
「虹が架かったら、それを渡って会いに行きます」
と言っていたのを虚子は想い出し
虹が架かったのを見て、上の俳句を詠んだようです
俳句をみると色恋の感を受けてしまいがちですが、
虚子が病弱の愛弟子を想う心が、
両者のキーワードの『虹』によって
ストレートに表現された一句です
ネットバカサバイバー/K. Fujisawa
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