奈良の総合情報サイト「奈良っこ」特集TOP第59回 正倉院展今年の見どころ(平成19年度の正倉院展は終了いたしました)
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花鳥背八角鏡(かちょうはいのはっかくきょう、花鳥文様の鏡)
花鳥背八角鏡(かちょうはいのはっかくきょう、花鳥文様の鏡)
白銅鋳製の八花鏡。花形の円鈕を中心に、2羽のオウムが旋回する唐鏡らしい豊麗な図様。寛喜二年に宝庫へ盗人が入った際に破損し、現在は45片の残片を接合、6片の新材を補って復原されている。宝物の来し方を振り返る上でも貴重な品。
花氈(かせん、フェルトの敷物)
北倉に伝来する31床の花氈のうちの1床。藍、碧、緑、萌黄、褐、淡褐等の色に染めた毛を用いて、大柄な唐花文を二つ表し、間には覗き花文を配している。文様は暈繝(うんげん)の技法で表され、唐代らしい華やかさにあふれている。
 今年の正倉院展は、花鳥背八角鏡、新羅琴など聖武天皇、光明皇后御遺愛の品々をはじめ、東大寺ゆかりの仏具、献物几・献物箱、天平時代の遊戯具、文房具、染織品、文書・経典等を出陳。本年は特に絵画を表した宝物や文様表現の優れた宝物が多く出陳される点に特徴がある。
 また、彩絵仏像幡が修理後初のお披露目となることや、近年保存形態が改められた旧玻璃装古裂が多数出陳されるのも話題のひとつ。
羊木臈纈屏風(ひつじきろうけちのびょうぶ、 ろうけつ染めの屏風) 羊木臈纈屏風(ひつじきろうけちのびょうぶ、 ろうけつ染めの屏風)

『国家珍宝帳』記載の品。画面の上端に花喰鳥を、その下に樹木と樹間に遊ぶ2匹の猿を配し、中央にササン朝ペルシア風の羊を表す。羊の下方には中国の伝統図様に通じる趣の山岳を配しており、東西の要素が折衷した図様となっている。

芋(う、管楽器)

東〜東南アジアにかけて用いられた管楽器。日本には7世紀に伝わり唐楽に用いられた。長短様々な17本の竹管を木製の壺に差し込み、壺の吹口には吹管が付けられている。壺には黒漆が塗られ、銀平脱で迦陵頻伽や宝相華などが描かれている。

10月27日(土)〜11月2日(日)全17日間 会期中無休 by奈良っこ正倉院展特集 奈良国立博物館 by奈良っこ正倉院展特集
会場:奈良国立博物館 東会館・西会館 by奈良っこ正倉院展特集