奈良っこトップページ > 特集ページ一覧 > お墓・お仏壇考

お墓Q&A
Q

お墓の土地に代々の墓石がいっぱい。整理してもいいの?

A 昔は個人墓や夫婦墓が多く、家が何代も続くと墓石でいっぱいに。年忌打ち切り、50回忌以上の仏様は供養塔を建てその中に合わせ祀り、墓地に余地をつくろう。墓のリフォームも大切な供養であり、孝徳になると言われている。
Q

お墓は自分で建ててもいいの?

A 本来は親に感謝し供養の意味で子(相続者)が建てるもの。そうして代々受け継がれるものだが、近年では様々な事情により自分で建てる人も増えている。

● 自分で建てる場合は…
【1】分家初代も先祖を祀るという意味で建墓するといい
【2】資金は親が出したとしても建立者の名前は子の名前を入れるといいとされる

 ※詳しくはお寺、石材店などへご相談を
 ※墓はだだの石ではないので、建てた場合はきちんと供養・管理を

Q

お墓にはどんな費用がかかるの?

A 《永代使用料》
住宅のように土地の売買契約ではなく、使用権利を得る契約。
数万円~100万円ぐらいまで。

《管理料》
マンションの管理費と同じように、霊園の管理や、墓石の掃除などにかかる費用。
年間管理料という形で納める。数千円~10万円ぐらいまで。

※永代使用料・管理料は霊園により、また区画の大きさなどにより様々


《墓石・工事費》
墓石そのものの費用と、その他、加工・基礎工事などの墓石工事費用が必要。
大きさや石により数十万円~1千万円ぐらいまで。

※寺院墓地ではこの他、入壇料や寄付金が必要な場合もある

初めてのお仏壇 Q&A
Q

いつ買う?

A 思い立ったが吉日で、仏壇を買うのはいつでもよく、仏様とのつながりを持つ意味になりお祝い事なのだとか。

● 仏壇を考えるタイミング
・引っ越し、新築、リフォームなど、住環境の変化に合わせて
・法要やお盆、お彼岸などの行事に合わせて
Q

場所は?

A 仏間や座敷でなくとも、家族が身近で落ち着いてお参りできる場所。家族団らんの場所に空間を設ける人が多くなっている。
Q

最低限必要なものは?

A 基本の仏具は「三具足」「五具足」。亡くなった人がいる場合、
位牌(過去帳)を置き、写真を飾ろう。一番大切なのは気持ち。
三具足 五具足
三具足
(花立、香炉、ローソク立)
五具足
(花立一対、香炉、ローソク立一対)

仏壇を日常に
毎朝、仏壇の前に座り、手を合わすだけでもいいが、できれば毎日したい基本のお供え。難しければ、週に一度、月に一度でもお供えをしよう。
線香は仏様を供養し、自らの心身を清めるためのもの。 五供(ごくう)
花は仏様の慈悲を象徴するもの。
灯燭 ロウソクの明りは仏様の知恵を象徴するもの。
浄水 仏様に飲んでいただくためでもあるが、
お参りする人の心を洗うという意味も。
飯食(おんじき) 毎朝、炊き上がったご飯を一番にお供え。
パンの場合はパンを。朝食が済んだら下げる。
※祀り方や供物等は宗旨宗派により異なる
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※上記内容は、『yomiっこ』2013年3月号から抜粋。情報は2013年2月現在のものです。