奈良っこトップページ > 特集ページ一覧 > 危険! 食いしばりで歯がボロボロに!

4Stepで食いしばりを予防 自分でできるケア!

ステップ1 ステップ2
生活習慣を見直す 気付き、意識する
精神的なストレスや、歯や顎に負担をかけるような姿勢をやめよう。
  • 運動や休息でストレスを発散し、溜め込まない
  • 人間関係は悩まないで相談
  • 車の運転、精密作業などで緊張が続く時はこまめに休憩
  • 頬づえや猫背、うつ伏せ読書、下顎を突き出す姿勢をしない
  • 爪や筆記用具を噛む癖をやめる
  • 舌が上顎についた状態(本来の舌の位置)を保つ

「今、食いしばっているな」と気付くことが大切。
歯を離す回数を増やすために、意識する環境を作ろう。
  • 「歯を離そう」といった注意書きを、パソコンの隣や壁など目に付く場所に複数貼っておく
  • 時計のアラームなどで、一定時間置きに知らせる
ステップ3 ステップ4
睡眠中のコントロール マッサージでほぐす
起きている間は自分で意識できるけれど…、
問題は夜!

寝る前の悩みごとは禁物!
質の良い睡眠を心がけ、ストレスから開放しよう。
  • 枕を低くし、首の付け根近くに置く
  • 布団に入ってからは何も考えないようにする
  • 全身の力が抜けた状態でぐっすり眠る

「明日は早起き!」と意識して寝ると、目覚まし時計が鳴るより早く起きた経験がある人も多いはず。寝る前に「噛みしめない」と意識することも大切だよ♪
顔のコリや顎をマッサージし、食いしばりによって硬くなってしまった筋肉をほぐそう。ただし、痛みがある場合は炎症を悪化させてしまうこともあるのでNG!
両手で左右の頬やこめかみに触れ、奥歯をぐっと噛みしめた時に動く部分をマッサージ。指で小さな円を描くように、1回1分以内、1日10回程度グルグルとほぐそう。

顎が痛い 口が開かない 音が鳴る その症状、顎関節症の疑いが!

虫歯、歯周病と並んで3大口腔疾患と言われる「顎関節症」。
食いしばりや歯ぎしりも、顎関節症の発症や悪化原因の一つだとか?!

顎 関節症とは?

癖や噛み合わせの悪さ、ストレスなど、複数の原因が積み重なり、自分の持つ耐久力の範囲を超えると症状が出てくると考えられる。

〈主な症状〉

・顎が痛む(顎関節痛)
・口が開けにくい(開口障害)
・口の開閉時にカクンと音が鳴る(顎関節雑音)など


軽度なものは放っておいても症状が消えるが、腰痛と同じで無理をすると再発を繰り返す人が多い。
重症になると口が開かず食事がとれなくなり、場合によっては手術も!


〈改善&予防〉

顎関節症は、日常生活の改善で自然治癒しやすい。
再発を防ぐには、症状が治まってもケアをやめないことが大切だ。

生活習慣の改善 食事の注意
ストレスをためず、顎に負担のかかる癖や姿勢を改善しよう。 なるべく両側の奥歯で噛むようにする。症状が出ているうちは硬い食べ物やガムを避ける。
急な痛みに冷&温湿布 マウスピースでガード
炎症を起こしている時は、冷たいタオルなどで患部を冷やし、痛みが落ち着いたら温めよう。 食いしばりや歯ぎしりと同じように、医師が作成したマウスピースを就寝時に装着。関節に強い力がかからなくなり、顎の負担を軽減。

※上記内容は、『yomiっこ』2013年6月号から抜粋。情報は2013年5月現在のものです。