桜井市/神社 エリア広域/天理・桜井 藤原鎌足、定慧
◆談山神社 ●たんざんじんじゃ ●桜井市多武峰
藤原鎌足を祀る旧別格官幣社。春は桜、秋は紅葉と、山全体がつつまれる様は、世界唯一の木像十三重塔とともに、参詣者はもちろんのこと、海外からの観光客も訪れる。
談山の名の由来は、藤原鎌足と中大兄皇子が大化の改新の相談をこの多武峰にて行い、本殿裏の「かたらい山」の故事から、「談山神社」と名づけられた。
寺伝によると、藤原氏の祖である藤原鎌足の死後の678年(天武天皇7)に、唐から帰国した鎌足の長男定慧(じょうえ)が、摂津国安威山(現大阪府茨木市)から、鎌足のゆかりの深い多武峰に改葬し、十三重塔婆、講堂を建立し、妙楽寺と称したのにはじまる。
701年(大宝元)、妙楽寺の境内に鎌足の神像を安置する方三丈の神殿が建立された。
明治初年の廃仏毀釈で神社になるまでは、多武峰寺、または単に多武峰と称する寺院であった。建物は寺院建築をそのまま遺しているため、境内は独特の雰囲気がある。
▽データ
所在地 桜井市多武峰319
祭神 藤原鎌足
社格 別格官幣社
URL http://www.tanzan.or.jp/
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●参考文献/奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、前川久夫編集『奈良大和路をあるく』
●参考HP/談山神社  ●初書/2007-09-13-IT
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