高取町/寺院 エリア広域/飛鳥・橿原 真言宗子島流、大和七福神、報恩、観覚寺
◆子島寺 ●こじまでら ●高取町観覚寺
『元享釈書』や寺の縁起によると、760年(天平宝字4)に報恩が建立し、観自在菩薩像と四天王像を安置して子嶋寺としたとされる。
そのほか寺の創建に関して諸説あるが、983年(永観元)に興福寺僧都の真興が現在地に観覚寺を建て、真言宗子島流を興した道場が直接の前身とされる。
明治時代に荒廃し無住寺となるが、有志の尽力により復興をはたした。
真興が一条天皇の病気平癒祈願の功績により下賜されたと伝わる、紺綾地金銀泥絵両界曼荼羅図2幅(平安時代前期)は国宝に指定、木造十一面観音立像(平安時代前期)は重要文化財に指定されている。
▽データ
所在地 高市郡高取町観覚寺544
山号 子嶋山
宗派 真言宗御室派
本尊 大日如来
札所他 大和七福神
子島寺 子島寺 子島寺
●参考文献/駒敏郎監修『ひとり歩きの奈良』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』
●初書/2007-09-01-IT
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